「京都検定1級」

 

 敗軍の将、兵を・・・大いに語る。
 だぁ~!見事に落ちた!!試験結果・・・「合格まであと5点です」との通知がきた。まぁ、試験後の自己採点で合格ラインギリギリか下回っている感じだったので予想はしていたが、無念だ。。。

 敗因を求めるなら、根本的な管理人のお頭の問題に尽きるだろうが、あえて結果論からもう一つ挙げるならば試験当日の体調管理の失敗だろうか。計画では2ヶ月前から試験勉強は始めるつもりだったのだが、管理人のいつもの悪い癖がここでも存分に発揮されて、結局勉強を始めたのは試験日の2週間前。その為計画通りの勉強ができずに試験当日は寝不足状態。それが必ずしも原因とは限らないが、結構な数の凡ミスをやらかしてしまった。その凡ミスさえなければと考えると・・・やはり試験日当日の体調管理は大切ですね、という感想。

 さて、1級の試験問題はどうだったかというと、まぁ難しいっちゃ難しかったが・・・今回の問題は、どう考えても過去の1級問題に比べると簡単だったように思う。そんな簡単な問題で落ちた人間がなにを言うかという話だが、合格率が16.6%という数値を見ても明らかだ。参考までに前回の1級の合格率を挙げると、8.1%だった。過去の傾向からいっても、きっと今年はまた合格率を一桁にしようと意図された問題が作成されるに違いない。今回試験に落ちたことによってなにが一番憂鬱かというと、もしもう一度挑戦するとなると今年はきっと去年よりも難しい問題が出るぞぉ~ということだ。そう考えると、すでに面倒臭い。絶好のチャンスを逃してしまったことが本当に無念でならない。逃した魚は大きいか・・・
 1級の出題形式は150満点の筆記試験。合格ラインは80パーセントというから単純に120点以上ということだ。
 問題の配分は、1問2点の筆記問題が55問に、1問10点の小論文が3問。
 では、どんな問題が出たかを管理人が取りこぼした問題の中から抜粋してみる。

①丹後の寺院( )は、西国三十三所観音霊場の第二十八番札所で、雪舟の「天橋立図」(国宝)にも描かれている。

②昭和62年(1987)、京都市西京区に設立された( )は、国内外のさまざまな分野の研究者が集まり、国際的・総合的な観点から日本文化に関する研究を行っている。

③江戸中期の扇絵師で、斬新なデザインによる彩色を考案し、今日の高級手描き染色の基礎を築いたとされるのは誰か。

④「月はおぼろに東山 かすむ夜ごとのかがり火に 夢もいざよふ紅ざくら しのぶおもひをふりそでに 祗園恋しや だらり帯びよ」の作者名と歌碑が立つ場所を答えなさい。

 

 ①の答えは「成相寺」で完全ノーマーク。京都市内近辺の西国三十三所観音霊場札所は覚えていたのだけど・・・まぁ、確かに京都府内だわな。
 ②の答えは「国際日本文化研究センター」。試験当日は「こんなん知るかボケッ!」と思ったが、よくよく考えてみると一度柳生新陰流宗家の公演を聴きに行ったことがあったり。が、建物名なんかすっかり忘れていた。
 ③の答えは「宮崎友禅」。友禅染の創始者として有名なのだが・・・問題の「江戸中期の扇絵師で――」という部分に完全に惑わされてしまった。宮崎友禅=友禅染という認識だけしかなく、扇絵師だったというのは認識していなかった・・・。
 ④の答えは「長田幹彦・円山公園」。誰だ長田幹彦って!と思ったが、これまたよくよく考えると祗園小唄の作詞家か!と呆然知らんがな。

 ちなみに、小論文のお題は「葵祭について」「応仁の乱について」「桂離宮について」だった。

 今回の経験から京都検定1級に合格する為には、問題の傾向として基本的には公式ガイドブックから出題されているので、公式ガイドブックを丸暗記することが必要だ。更に丸暗記するだけではなく、応用力が必要となる問題もあるのでなかなか大変。後は数問ガイドブック意外から出題されてくるが、この対策としては様々な京都の知識を地道に学んでいくしかないだろう。
 要は時間をかけてしっかりと勉強し、試験日当日は体調を整えて挑むべし!という至極単純な答えに辿り着いた訳だ。基本ですな、基本。

 管理人は、今回見事に落ちた。
 今年再度挑戦するかは、まだ決めてはいない。が、まぁ、やらざるを得ないだろう。
 挑戦するならば、今年こそちゃんと2ヶ月前から計画した通りの勉強するぞ!と、10ヶ月前の現在は意気込んでいるが、その意気込みはいつまで続くやら・・・

 もし興味が御座いましたら、皆様も一度挑戦してみてはいかがでしょうか?結構意地になりますよ。

(2009/02/01)

京都・観光文化検定試験公式ホームページ⇒http://www.kyotokentei.ne.jp/

京都にてのあれこれへ トップページへ