ぶぶうなぎ

<ぶぶうなぎ>

<店舗名:大國屋>
<価格:1000円>

 

 梅雨真っ盛りの今日この頃だが、梅雨があければ夏だ。夏がくれば、ぎんぎらぎらの太陽にさらされて、干乾びてゆく人々・・・そして管理人・・・そんな夏こそ、やっぱり栄養の代名詞うなぎだよ。夏を乗り切るにはうなぎだよ!
 てな訳で、今回はうなぎ物を紹介。
 まぁ、一般的にうなぎといえば蒲焼だと思う。土用の丑の日にはうなぎを食べなさいと平賀源内先生も仰ってる訳で、特に夏の土用には暑さに負けない栄養を摂るという意味でも相応しい訳で。そんな土用の日に店頭に並ぶのは、やっぱり蒲焼な訳で。管理人にとっては大好物の一つでもある。そんでもって、他にうなぎの食べ方とすれば、うなぎの握り・・・あるある。うなぎパイ?・・・こりゃあ、違うか。まぁ、そんなところだろうが、その他に一品、素晴らしきうなぎがおった!それが錦市場にある大國屋さんの『ぶぶうなぎ』!その正体はうなぎの佃煮だ。

 今回管理人が購入したのは、くずれたものを店頭でパック販売しているもの。この他にも姿を保ったものを売っているのだが少々お値段がするので、こちらを選んだ。ただし、正直量は少ない。もう少しおまけしてください!と言いたいが当然言える訳もなく、貴重な一品をしみじみと味わってみた。
 食べ方としては、まずは酒のつまみの様にそのまま食べてもいいだろうし、ほっかほっかのご飯の上に乗せてもいいだろう。後はお茶漬けだが、とりあえず管理人は日頃お握りを作っているので、お握りの具としてみた。いざ、その時を迎えて頬張るや――うっ、美味いっすよ!この佃煮にすることによって濃縮された旨味が詰まっていますよ!そしてにじみ出たうなぎの油とタレが周りのご飯に染み込んで、これまた味わい深い。正解です。管理人、大正解!お握りお薦めです。
 でもって、次にお茶漬けにしてみました。かけるお茶はほうじ茶や番茶など色々と選択肢があるのですが、用意できなかったので普通の緑茶をかけてみました。まず茶を一口。うーん、うなぎの旨味がでておりますなぁ~、しっ、幸せだぞ。ご飯もサラサラと頂きまして、勿体無いので最後に取っておいたうなぎをぱくり。・・・ん?なんか旨味が全部流れ出した感じでぱさついてるぞ?うーん、これは意外に期待はずれだったな。まぁ、当然といえば当然だけど、最後まで旨味を残して欲しかったという無理な願い。
 そんな訳でして、管理人がお薦めするぶぶうなぎの食べ方は、お握りにする、もしくは温かいご飯の上にそのまま乗せて食べるのがよいと思う。お茶漬けがいけないという訳ではないのだが、管理人の好みとしては、うなぎとご飯・お茶の比率を極力うなぎを多くした方がいいように思う。あくまでも管理人の好みということで。

 しかし美味いなぁ。本当に佃煮にすることで栄養と旨味が濃縮されているような感じだ。
 勝手に名付けて『夏に向けての濃縮うなぎ』
 そんな一品を、もしよろしければお試しあれ。

(2008/06/25)

大國屋ホームページ⇒http://www.bubu-unagi.com/

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