洛北

<洛北>

<店舗:竹濱義春>
<価格(税込):147円>

 

 歯応え好き(?)な管理人がその噂を聞きつけて訪れたのは、京都高島屋の食品売り場だった。本当はちゃんと店舗の方に行く予定だったのだが、諸事情により予定変更。。。
 銘菓百撰なる売り場で目的のお菓子を探していると、その片隅に売っていた。その名は竹濱義春の洛北。

 家に帰って早速頂いてみた。
 包装はなにやらお土産用の普通の饅頭を思わせるが、開けると普通どころか不恰好な姿が現われた。見た目だけなら土産用の饅頭の方がもっと整っているだろう。けれどその不恰好さが却って、一風変わった味わいを期待させる。
 期待を胸に、いざ一口。ん?んんん!なんて管理人好みな生地だろう。厚みのある生地は香ばしくサクサクして程よい歯応えを・・・ん??今、ガリっていったぞ、ガリって、と思い生地をよ~く見てみたら、なんと生地にザラメがまぶしてあり、それを噛んだのだ。ガリガリ、ガリガリ――ああ、快感。だったら普通のザラメ食っとけ、と言われそうだが、そうではない。この香ばしい生地に隠すようにまぶしてあるからこそ、時たま当たるそのザラメの歯応えが活きてくるのだ。ザラメばっかり食ってたら、ただ甘いだけだ。そんなのはさすがに管理人の好みではない。
 その香ばしい生地に包まれている餡は漉し餡で、中身一杯に含まれている。生地がこれだけ香ばしいので、餡の甘さが突出せずに香ばしい程よい甘味となって口内に馴染む。うん、美味しい。
 歯応えを楽しんでばかりいたら、あっという間に食べてしまった。

 味もなかなか、歯応えは良し。
 見た目はとっても普通だけれども、ちょっと楽しい歯応えに出会いたければ、洛北はそれに応えてくれる一品ではないだろうか。
 普通のお饅頭をお土産にするのに飽きたなら、お一ついかが?

(2008/08/21)

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