<長楽>
<店舗名:鍵長>
<価格:(大)1300円/(小)700円>
その姿をとある雑誌で見た時「もしや、あなたはもち米さんではありませんか?もち米さん、もち米さん、羊羹の上に乗ってしまわれたのではないですか?」と、目を釘付けにされてしまった。
もち米の乗った羊羹。その歯ごたえはもっちりと。ひたすらにもっちりと・・・想像するだけで、こう、なんか顎の付け根が程よい食感に痺れるような・・・購入決定!早速、次の京都行きの予定に組み込む。
購入当日、夕食後のデザートとして戴いてみた。
あっ、あんま~い!というのが第一の感想。少々管理人には過ぎる甘さだなと感じた。
更には、期待の、本当に期待していたもち米さん・・だったのですが、その正体はもち米さんを装った(勝手に管理人が思い込んでいただけなのですが・・・)餡でした。村雨のようなといえばいいのか、空気の入った軽い感じの餡で、期待したような食感は得られず。
うーん・・・うーんと唸りつつ、写真の切り落とした部分を完食。お茶を一服、ご馳走様。ただ、ちーと、これでは一品にて紹介するのはどうかなぁと思った一日目だった。
ところが翌日、今度はおやつとして戴いてみた。するとどうだろう、程よく口中に染み入るような甘さで、前日のような甘ったるさがない。しかも、よくよく噛み締めれば、下層の羊羹にも大きな小豆がふんだんに含まれていて、粒餡派の管理人にとっては、幸せこの上ない食感と舌触りではないか。なぜ前日はあんなに甘かったのだろう?といよくよく考えてみると、夕食にキムチ鍋を食べたんだった。だから余計に甘く感じてしまったのかもしれない。食す人間の根本的なミスだった・・・。
自分勝手に作り出した前日とのギャップも手伝ってか、二日目は一日目よりもだいぶ多くを戴いてしまったが、それでも食べ過ぎた感じはしなかった。
勝手なイメージを捨て去って一口戴く時、口中に広がる甘味を長く楽しめるといったところだろうか。
一棹を4日で完食。ご馳走様でした。