<菓子職人抹茶トリュフ>
<店舗名:菓子職人>
<価格:380円(2個入)>
そもそも『トリュフ』とはなんぞや?と、管理人の場合、まずそこで躓いてしまうのだが・・・
『トリュフ』といえば、世界三大珍味で有名なきのこのことだ。残念ながら管理人は未だに食したことはないが・・・本当に美味いのか?所詮、きのこではないか。シメジの方が美味かろう・・・と、今はそんな小市民の憶測を言う場面ではなく、なぜ菓子の名前に『トリュフ』と付くのかが問題なのだが、調べてみたところ大したことではなかった。なんでも形状が似ているからのようだ。ガナッシュ(チョコと生クリームを混ぜたもの)にココアパウダーをまぶしたものが一般的に『トリュフ』と呼ばれているようだ。なるほど、茶色の丸い塊がきのこの『トリュフ』に似ていないこともないだろう。
そんな訳で、きのこのトリュフに形状の似た菓子の抹茶バージョンが、今回紹介する『菓子職人抹茶トリュフ』だ。姿は、なるほどトリュフ・・・というよりも、毬藻?いっそ、毬藻チョコって名で売り出してみたら面白くない?って無責任にも楽しんで思ってしまうが・・・それじゃ、まったく高級感が溢れないな。滲み出もしやしないな。大体、毬藻は食べないし。
では、高級感漂う抹茶トリュフを頂いてみた。
口に含んだ瞬間、濃厚な抹茶の風味が広がった。うっ、美味いぞ。なんでも抹茶は京都の老舗「一保堂」の挽きたて抹茶を使用しているのだとか。うーん、どのお茶屋さんの抹茶がどう違うのかわからないけれど、苦味は薄く、かといって甘さに烏合していない。抹茶パウダーの下にはホワイトチョコがコーティングされているのだが、両者は見事に甘味のバランスを保っている。
そしてホワイトチョコのコーティングの中には、生チョコのように柔らかい抹茶チョコが詰め込まれていて、舌と上顎で磨り潰すと、速やかにとろけていってしまう。もっと味わい尽くそうと口中で塊を探すのだが、探している間に全ては口中に馴染んで見失ってしまった。後に残るのは、美味いっす、という感想ばかり。
ご馳走様でした。
ただ、残念なのが一点。――この抹茶トリュフは11月~3月にかけての期間限定商品なのだ!
「その口解けは、雪解けに似て、冬ばかり」ってところだろうか。
気になった方は、お早めに!