牟尼庵トリュフ

<牟尼庵トリュフ>

<店舗名:牟尼庵>
<価格:(1個)399円(税込)>

 

 当サイトにて紹介したことがあるトリュフ(かの世界三大珍味のキノコではない)といえば、菓子職人の抹茶トリュフがあるが、今回は牟尼庵のトリュフを紹介。
 馬鹿舌でもわかる二つの違いは、中のチョコレートの堅さ。菓子職人の抹茶トリュフは密度の高い抹茶チョコレートがギュっと詰まっているような感じなのだが、牟尼庵のトリュフはふわふわとした感じ。試食でちょっと頂いたら「おお、とろける」って感じで、ちょっとした驚き。思わず購入してみた。
 パンフレットによると<牟尼庵トリュフ2013>は9種類。
 <翠><雪><葡萄><焙茶><抹茶><玉露><ノワール><ノワールハニー><ノワールビター>
 その中から、今回は独断と偏見と個人的嗜好により、
 <翠><雪><ノワールビター>
 の3種類を試してみることに。 

 <翠>
 パンフレットによれば「ホワイトチョコレートに抹茶と佐々木酒造(株)の純米吟醸酒をふんだんに使用」とのこと。
 店員さんの説明では、抹茶は辻利の抹茶だとか。そして佐々木酒造(株)といえば、俳優の佐々木蔵之助さんのご実家じゃないですか。ハンチョウぅ~!なかなかの京都のコラボレーション。とりあえず、ミーハー心は鷲掴み。
 さて、肝心のお味はというと、周りはビターなチョコレートで中身のチョコレートを包んでいるのだろうが、なんか一瞬、被膜の様な食感。製造上の都合だろうか、中のチョコレートがふわふわとしすぐに溶けていくだけに、対照的に口に残る感じが引っ掛からないでもない。まぁ、そういうものなのだろうと思えば思ったで、気にするほどでもないのだろうが。
 それはさておき、中身のチョコレートはホワイトチョコレートに抹茶を練り込んでいるので、簡単にいってしまえば抹茶ミルクなのだが、あくまでもホワイトチョコなのでミルク感があっさりとし、その分日本酒の風味が程好く効いてきてコクが出ているとでもいいましょうか。そして、ふわふわ食感に、滑らかに溶けていく舌触り。

 <雪>
 パンフレットによれば「ホワイトチョコレートにジンが出会い、淡雪のような口どけが生まれました」とのこと。
 頂く。おっと!なるほど、これは「ほわほわ」とでも表現したらよいのか、更に柔らかな食感で、口どけも更に滑らかな感じ。風味はあっさりとしていて、食感と共に淡雪に儚さを表現しているようだ。

 <ノワールビター>
 パンフレットによれば「無駄な甘みを極限まで控え、カカオの風味を楽しむための一品」とのこと。
 まさに、その紹介文通りのビターなお味。最近、カカオ濃度の高いチョコレートを好んでいるので驚くような真新しさは感じなかったが、それでも風味は抜群。口どけもまた、しっかりと風味を残す感じに、やや密度は高めか。

 以上。美味しく頂きました。
 こうなると、他の種類も試してみたくなるが・・・小市民のおやつとしては若干お値段お高めなので、機会を見計らってにしよう。。。

 牟尼庵トリュフの特徴は、なんといってもその口どけ。
 種類も豊富で風味も確かだが、食感を楽しむトリュフとして、一度試してみるのも一興ではないだろうか。

(2013/03/10)

牟尼庵ホームページ⇒http://www.munian.net/

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