<あんわらび>
<店舗名:井津美屋>
<価格:550円(税込)>
紅葉見物で実相院を訪れた際、建物に入る手前で仮設のお店が出ていた。その時は買わなかったのだが、拝観を終えて建物から出てきた際、実相院前の公園で持参したおにぎりを食べようと思っていたので、そのデザートになにかあるかな?と思って簡易机に並べられた商品を覗いてみた。その中で目が止まったのが今回紹介する『あんわらび』。わらび餅は今までも散々食べてきたが、わらび餅で餡を包んだという商品には個人的に出会ったことがなかったので、試してみようと購入してみた。
いつもの一品とは違い、屋外での試食。近くには見事な紅葉もあり、その環境だけで甘口の感想になってしまいそうだが。。。
さて、早速頂いてみる。
見た目は小さな桶型の器に入っていて、演出が面白い。
わらび餅にはきな粉が塗されているので、そのきな粉の香りがしっかりと漂って食欲をそそる。
一つ取って口に入れる。食感は非常に柔らかく滑らかで、中の餡も漉し餡なのでしっとりと口内に甘味が広がる。個人的には粒餡派なのだが、わらび餅のこの柔らかさに合わせるのであれば、やはり漉し餡なのかなという感想。
うん、単純に美味しい。主な甘味の出所は中の漉し餡と思われ、わらび餅自体にはほとんど甘味は感じられなかった。
全てが口内で溶け合い漂う甘味は程よく、次々と口に放り込んでは美味しく頂きペロリと完食してしまった。
うん、買って正解だ、と自分の判断に自画自賛。。。
商品の帯にシールが貼ってあるのだが、なんでも第二十六回全国菓子大博覧会金賞受賞商品なのだとか。
そして販売元の井津美屋は実相院ご用達のようで(だから実相院で販売できてるのだろう)。
こうなったら言えるのは一言。
お墨付きの一品。
はい、美味しゅう御座いました。