京都検定1級合格証

「第6回京都検定1級」

 

 うっ、受かったぁ~。よかったぁ~。。。

 平成21年12月13日。ひっそりと、こっそりと、再び京都・観光文化検定試験1級を受けてまいりました。
 前回1級を落ちてからはや1年。今回こそは10月から勉強を始めて万全の体制をとって合格するぞ!と意気込んでいたものの、反省をまったく人生の糧としないいつものていたらくによって、案の定本格的に勉強を開始したのは試験日の2週間前。なんだか前回の二の舞になりそうな気がしないでもなかったが、とりあえずやるしかないと励む。すると、前回勉強した財産か前回よりも比較的スムーズに暗記することができた。
 しかし!前回の1級試験の合格率が高かった為に今回は合格率を下げようとしてくるだろうことが予想されたので、試験日が近付くごとに不安ばかりが募っていった。

 果たして試験日当日。場所は同志社大学新町キャンパスの尋真館。試験開始の合図と共にいざ決戦!

 だぁ~~~~~!!厳しいぃ~~~~~!! 
 そんな厳しい問題をいくつか挙げてみると、

①綾部市郊外の君尾山にある古刹( )には、宝治2年(1248)に造られた仁王門があり、京都府北部の建造物で唯一国宝に指定されている。

②江戸時代の儒学者・伊東仁斎は、堀川東の居宅に私塾( )を構え、孔子や孟子の教えに立ちかえることを説いた。

③元禄時代、「伊左衛門」役で初代坂田藤十郎が生涯の当たり芸とした歌舞伎の演目は何か。

④1月8日から14日まで東寺で行われ、勅使から天皇の御衣を納めた唐櫃を奉戴し、国家安泰や世界平和を祈願する行事は何か。

 

 ①の答えは「光明寺」。基本的に京都市内、及び公式ガイドブックに記載されていない寺社はノーマークなので、答えを見てもピンと来ず。ああ、そんなところもあるんだ・・・と諦めの境地。
 ②の答えは「古義堂」。実は勉強の一環で「千年の息吹き―京の歴史群像―」を読んでいた時に「伊藤仁斎って比較的有名だけど、まだ過去に試験問題としては出てないよなぁ」と気になり、一応マークしておいたのだけど・・・塾名までは覚えておらず。なんか堀川塾とか書いて見事に玉砕・・・
 ③の答えは「夕霧名残の正月」。これは完全にやられた!いやぁ~実は勉強の過程で何度か坂田藤十郎に出会ってはいたのだけど、その当たり役の演目については「まぁ、出ないだろう」と怠けて覚えなかったところ。まんまと出たよ。京都検定1級おそるべし・・・
 ④の答えは「後七日御修法」。・・・知らんがな。

 過去問題の傾向として、合格率を下げようという意図が働いている場合、公式ガイドブック外からの出題が増えるようで、今回も前回に比べて公式ガイドブック外の問題が多く出題されていた。
 で、結果。第5回の1級合格率が16.6%に対して今回の第6回1級合格率は5.2%。第2回の1級合格率4.5%に次ぐ低水準。
一気に難しくし過ぎだろう!バランスッ!!
 試験直後の感想は・・・落ちた。自信はまったくなし。

 それからおよそ1ヵ月後。届いた結果通知に入っていたのは合格証。
 第一声「なんで?」
 続いて「ラッキー」
 最後に「受かっちまえばこっちのもんだ!」
 という訳で、どうにか2級挑戦から3年目で京都検定1級を取得することができた。

 これでなんとか当初の目的通り一つの肩書きというものを得ることはできたが、まぁ問題はこれからということで、今後も自分なりの京都というものを発信できればいいかなと思う。
 ところで、試験からおよそ1ヶ月半。これを書くのに試験問題を見返したのだけれど・・・もう、すっかり忘れてる。
 今後も精進、精進。。。

(2010/02/03)

京都・観光文化検定試験公式ホームページ⇒http://www.kyotokentei.ne.jp/

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