<香果餅>
<店舗:老松>
<価格(税込):1000円(5ヶ入)>
最初その姿を見た時、管理人はこれだ!と瞬時に購入を決定していた。なぜならば、その餡子を包む皮の形状が、多くの木の実をまぶしているように見えたからだ。食感に嗜好の多くを左右される管理人としては、もうその歯応えを想像するだけで・・・生唾が出たよ。
その名は香果餅(こうかもち)。なんでも中国で中秋に食す習慣がある月餅(げっぺい)を、京都風にアレンジしたものだそうだ。
説明書にも「木の実や果実をたっぷり詰め込みました」とあり、管理人の期待は増すばかりだった。
購入!いざ、頂く。
が、初っ端から管理人の期待は裏切られた。あの皮のそぼろ状のものに木の実は含まれておらず、しっとりとした生地がそぼろ状になっているだけだった。少しの間そのショックの為に味わう集中力を欠いてしまったが、気を取り直してしっかりと味わってみた。
期待したような木の実のハードな食感はないが、全体的にしっとりとした中に乾燥させたフルーツ果実だと思うが、その食感が軽いインパクトを与えている。
さて味はというと、一口含んで最初にフルーツ(レーズン・パイン・オレンジが入っているようだ)の酸味が広がる。その酸味と餡の甘味が融合し、独特の風味を生み出す。当然餡は甘いのだが、フルーツの酸味がさっぱりした感覚を失わせない。本当にフルーツの酸味が効果的に活かされていて、餡子ものを食べたときに感じる少し重たい食後感が軽減され、一個を軽く食べてしまった。うん、美味しい。
最初は食感ばかりを気にしてしまっていたが、しっかりと味わってみると充分美味しかった。
「香る果実の餅」と書いて香果餅。そのままだが、その名の通り果実を上手く餡と組み合わせた絶妙の一品だ。
<栗しぼり>
<店舗:老松>
<価格(税込):420円>
香果餅を購入しに訪れた店舗で栗しぼりという生菓子が売っていた。折角なので買ってみた。そして、食べてみた。
うっ、うんめぇ~!!「栗よりも栗らしい」ぞこれは。
生菓子なので管理人の拘りである食感は全然なくねっとりとしているのだけれど、この味はたまらん。しぼりというだけあって、本当に栗の旨味を凝縮したような感じだ。
上で紹介していてなんだが、主役の香果餅がぶっ飛んでしまった・・・・・・。それほどに、これは美味しいわ。
ただ、高いけど。
ただ、生菓子だから賞味期限当日だけど。。
ただ、月替りの生菓子のようだから、11月限定みたいだけど。。。
ああ、一個なんてケチらずにもっと買っておけばよかったと後悔してみたり。
同店別商品:夏柑糖