おひもさん

<おひもさん>

<店舗:鍵善良房>
<価格(税込み):6個入960円>

 

 鍵善良房といえばなんといってもくずきりが有名だ。という訳で早速・・・と行きたいところだが、ここはちょっと捻くれてくずきりではなく、店頭で販売している違うお菓子に手を伸ばしてみた。どれにしようかなぁ~と、おっとこれはなんだ?いもの形をしたお菓子を見つけた。なので今回はこれに決定。その名も「おひもさん」。おいもさんではなく「おひもさん」。

 見た目は写真を御覧頂ければ一目瞭然のサツマイモを輪切りにしたような形で、これだけで面白いと微笑んでしまいたくなるような姿だ。
 封を開けるとニッキの香りが漂う。最初その香りが少々過ぎるという感じがしないでもなかったが、ニッキに苦手意識がないかぎり、慣れてしまえばどうってことない。ちなみに管理人はニッキが嫌いでもないが好きでもないので香りが強すぎると感じたのかもしれない。
 それでは頂きます、と一口。一見表面につやがあるので蜜かなにかでコーティングされているのかと歯応え馬鹿の管理人は期待したが、特に抵抗も無く噛み切れた。食感は、まぁ一般的なおまんじゅうのような感じだ。ただ「おひもさん」だけあって外見ではなく、中身にはサツマイモの欠片が白餡に混ぜられ詰め込まれていた。味は基本的にやはり白餡が強調されているように感じるが、確実にイモの風味もにじみ出ていて、風味の調和が崩れることなく、まろやかな甘さと共に口内に広がった。
 うん、おいしい。残りの半分も美味しく頂きました。

 鍵善良房のおひもさん。なんといっても「イモ!」というその見た目が楽しい。もちろん味も間違いなしだが、こんなお菓子を贈り物にしたならば、美味しさと共に受け取り手の笑顔を引き出すプレゼントになるのではないだろうか。
 まぁこのご時世、色々とあって笑顔を忘れる日々もありますが、大切な方に「わっ、イモだ!」の感動をお送りするのも一興ではないでしょうか。
 こんなことを書いている管理人は、食べたその時に早速「おひもさん」を贈り物にしようと決定済。

 ※製品の性質上、夏季(およそ6~8月。明確な期限は定めていない模様)は取扱いをしていないようですので、詳細は鍵善良房さんにお問合せください。

 同店別商品:甘露竹

(2009/06/12)

鍵善良房ホームページ⇒http://www.kagizen.co.jp/

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