きなな二種盛

<きなな>

<店舗名:祗園きなな>
<価格(税込み)きなな二種盛/630円>

 

 四条通り辺りで甘いものを食べたいと思うと、都路里に向かってしまうことが多々ある。行列も最早当然のこととして、さして苦にならない。その為、ついには集めたサービス券(1000円使うと30円のサービス券が貰える)で特選都路里パフェを味わうに至った程に・・・
 しかし、これでは京都サイトを運営する者として芸がない!少しは開拓していかなければネタがない!という訳で、以前から気にはなっていながらも足を運ぶには至っていなかった祗園きななを訪れてみた。
 祗園きななは花見小路から路地に入り、細い道を辿った町家が並ぶ一角にある。
 町家を改装した入り口の引き戸を開けて中に入ると1階はレジとこじんまりとした待合室になっている。少々待った上で、2階に案内される。2階も広くはない。カウンター数席と、テーブルが少々。非常に落ち着いた雰囲気だ。
 さて、ここで味わえるのは店舗名にもなっている「きなな」と命名されたアイスクリーム。中でもベーシックなのがきなこアイスクリーム。今回は白玉団子に惹かれてメニューの中から「きなな二種盛」を注文してみた。
 運ばれてきたのは写真の通り。左にきなこアイスクリーム。真ん中が餡と白玉。そして右がよもぎアイスクリーム。急須で番茶が出てくるのが嬉しい。
 では早速頂く。まずはよもぎアイスから。うん、よもぎだね。しっかりとよもぎの風味があり、誤魔化しのない作りだ。かといってアイスクリームとしての違和感も特に感じず、すんなりと美味しく頂ける。全然ありです。
 次にベーシックなきなこアイスクリーム。あっ、これは美味しい。きなことアイスクリームの相性抜群。口に入れるときなこの柔らかい風味が溶け込み、アイスの溶け具合とマッチして染み込んでいく様。まるで角(違和感と言おうか、抵抗感と言おうか)というものがない。これを食べてしまうと、よもぎの方は少々角があるなと思い至る。口に馴染みすぎて次から次へと口に運び、きなこの方はあっというまに完食してしまった。これだったらきなこアイスクリームを二つでも良かったかな。
 ちなみに餡と白玉。個人的には、この食べ方だと余りいらなかったかも。美味しくは頂いたのだけれども、上手くアイスクリームと合わせることが出来なかった。

 冷たいものを食べた後に急須から注ぐ温かい番茶。まだ肌寒さが残る季節だけに有難くも、ああ美味しい。。。

 きななではここで紹介したきなこ、よもぎの他にも日替わりで黒ごま、小豆、黒みつ、抹茶を出しているのだとか。ちょっと黒ごまアイスクリームに興味あり。
 あと、パフェもあるようなので、そちらも興味あり。うーん、なんだかまるで、
「また祗園きななに来ななぁ~」
 って、呼ばれているような気がしたり、しなかったり。。。

(2010/04/25)

祗園きななホームページ⇒http://www.kyo-kinana.com/

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