<京都抹茶ぷりんくーへん>
<店舗名:ユーハイム>
<価格:《6枚入り》1050円(税込)>
インターネットの検索エンジンで「京都 バームクーヘン」と検索すると、驚くほどの検索結果が表示される。正直、京都に関連するバームクーヘン商品がこれほど販売されているとは知らなかった。
そもそもバームクーヘンって?と調べてみると、その発祥は諸説あるようだが、日本で初めてバームクーヘンを作ったのがドイツ人のカール・ユーハイムであったことから、ドイツのお菓子という認識が多いようだ。
そんなカール・ユーハイムが神戸に開いた喫茶店「JUCHHEIM'S」を前身とするのが今回紹介する商品の販売元であるユーハイムで、日本バームクーヘン元祖の遺伝子を引き継ぐともいえるユーハイムもまた、京都限定のバームクーヘンの販売を始めたようで。。。
通常、京都のバームクーヘンというと抹茶を使用するのが王道のようだが、ユーハイムではここにプリンをプラスしたようだ。その名も『京都抹茶ぷりんくーへん』。さて、そのお味はいかに。
封を開けると、まず香るのは卵と小麦の、バームクーヘンらしい良い香り。
見た目には写真のように三層になっていて、上から抹茶、プリン、カラメル層となっている。
では、頂く。まず、層毎に食べてみると、
抹茶――そんなに強く抹茶は感じないか。ほんのりの香る感じだろうか。
プリン――おお、プリンだ。抹茶の風味よりも強く、主役級の扱いといった感じだろうか。
カラメル――ほどよい苦味。どちらかというと、カラメル単独ではなく、プリン風味の付属といったところか。プリンにカラメルはつきものだ。
それでは、全てを纏めて一口に頂いてみると――うん、やっぱりプリンの風味が強調されている。それを下支えするように抹茶が香り、あくまでプリンが主役、といったスタンスをとっているようだ。
独特風味のバームクーヘンとして、しっかりと美味しい。
食感はしっとりとした密度の高い生地。パサついたバームクーヘンは余り好みではないので、こちらの方が個人的には好ましい。
今や、京都発の抹茶風味バームクーヘンは戦国時代!?
そこに殴り込み?を仕掛けたバームクーヘンの老舗。
王道の抹茶一色で攻めると思いきや、思い切った三色を投入。
果たして、趨勢の旗色は何色に?