<櫻もち>
<店舗名:琴きき茶屋>
<価格:600円>
ああ、春ですなぁ。
いやぁ~、春ですなぁ。
・・・春ですなぁ。
花粉が飛散していますなぁ。
目が痒いですなぁ。
鼻水が溢れんばかりですなぁ。
花粉症ですなぁ。
・・・春ですなぁ。
春といえば桜ですなぁ。
今年の桜の開花予想が早まったと、この間ニュースで流れていましたなぁ。
・・・暖かいですなぁ。
鮮やかな桜色が景色を彩るのが目に浮びますなぁ。
ああ、この時期になると桜餅が食べたくなりますなぁ。
そしてどうせなら、あの桜餅が食べたいですなぁ・・・
そう、琴きき茶屋の櫻もちが。。。
と、春先になると管理人の思考は以上のように働く。いやまったく、あの味が恋しくなる。
てな訳で、桜にはまだ早いが嵐山を訪れ、散策の後に琴きき茶屋を訪れた。
いつも頼む、櫻もちとおうすのセット。早速頂く。
まずは餡子の方から。これは、まぁ・・・まぁまぁまぁ、普通ですわ。道明寺もちを漉し餡で包んでいるもので、普通に平らげる。当然口の中が甘くなるので、そこでおうすを一口、二口。甘さと苦味が中和し合い、程よく甘みが残る。
そして残ったもう一方の桜の葉に包まれた櫻もちこそが、時期により恋しくなる美味。それは餡子を使用せず、道明寺もちを塩漬けした桜の葉で包んだだけのシンプルなものなのだが、これがまた美味い!正直、道明寺もちは、それだけで食べても味はない。そう、塩漬けした桜の葉っぱこそ美味の張本人!(ただし、張本人だからといって葉っぱだけむしゃむしゃ食べるのは味気ないので、やはり道明寺もちを包んだこの形がベスト!)
その味は、塩漬けしているだけに、少々しょっぱい。けれど、そこは元々の桜の葉の風味が活かされているのか、ずばり唾液を誘発はれるようなしょっぱさなのだ。甘しょっぱい。砂糖のような強い甘さではないのだが、塩気に隠れているけど押されている訳ではなく、味を下支えしているような浸透する甘みといえばいいだろうか。訳のわからない造語を使えば、甘風味?ってところか。
葉の食感もまた良い。噛み締めるほどに美味い。
惜しむように味わい、最後におうすを一飲み。
ごちそうさまでした。
うーん、やっぱり美味しい。
今回は注文すると上記写真のような状態で出てくるのでそのまま頂いたが、両方とも葉っぱの櫻もちがよければ、注文時に希望すればそのように変えてくれる。管理人はどちらかというと、葉っぱの櫻もちを2個食べてしまいたい気分。
春の訪れ、桜の風。
風味頂く櫻もち。
香るはどこぞ、腹の中。
皆様、春ですなぁ~。