「2019桜見物」

 

 今季は暖冬だったそうで。
 なので、年初の頃には今年の桜は早くなると予測されており、そのつもりでいたら、桜の時期が近付くにつれ、例年通りと予測が変ってきた。
 間際まで前のめりの予定のままいたが、近所の桜の開花も余り進まず、少しずらそう、と心持日付をずらしてみたものの・・・それでも早かったようだ、2019桜見物。

 『2017桜見物』と同じ出発地点。まずは十二段家で腹ごしらえ。(※「すずしろ」)
 「水菜」を注文し、楽しみのお椀。筍と鯛の炊き合わせ。筍と鯛の他に、蕗とわかめも入っており、美味しかった。
 その他、菜の花と油揚げの辛し和えも、春の風味を感じさせてくれた。

京都御苑

 まず訪れたのは京都御苑。
 十二段家を起点とした場合、無視することはできない桜の名所。
 訪れる数日前には天皇陛下が京都御苑の桜を御観覧されたというニュースを見ていたが、シダレサクラが見頃を迎えており、特に近衛邸跡辺りが見頃だった。
 ※写真上部は「出水のシダレザクラ」。
 一方、ソメイヨシノなどは、まだまだ時期が早かったようで、花を付けていたとしても2,3分咲き。まったく花を付けていないものもあった。
 石薬師御門手前には、シダレザクラではない桜(※写真下部)も満開に近くなっていたので、この位置は比較的暖かいのかな?と推測をしてみたりする。

京都御苑ホームページ⇒https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/

清浄華院

 次に訪れたのは清浄華院。
 境内の大方丈前には清浄華院のサイトでも紹介されている「蜂須賀桜」があるのだが、まったく花を付けていなかった。早かったのかな?遅かったのかな?
 御影堂に向かって左手に数本の桜があったが、こちらは僅かに開花していたが、まったく早かったこと限りなし。。。

 清浄華院ホームページ⇒http://www.jozan.jp/

蘆山寺  

 次に訪れたのは蘆山寺。
 山門を入って右手に、一本の大きな桜が植えられている(写真)。開花状況は5分咲きといったところか。ここまで歩いてきた状況を顧みると、比較的早咲きと言えるかもしれない。
 その他には鐘撞堂の横に小さな桜が植えられており、こちらは開花したばかり。受付前にも品種の異なる桜の樹が植えられていたが、こちらはまだまだ蕾の状態。
 蘆山寺には、この他に「源氏庭」にも一本の桜が植えられているとのことだが、拝観料をケチり、これにて退散。

蘆山寺ホームページ⇒http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/

 この後、一路南下し、
 梨木神社(梨木神社ホームページ⇒http://nashinoki.jp/)を訪れるも、桜の姿なし。
 護浄院(清荒神)を訪れるも、桜はあったのだが開花前。
 下御霊神社(下御霊神社ホームページ⇒http://shimogoryo.main.jp/)を訪れるも、境内には普賢桜があるが、こちらも開花前。
 行願寺(革堂)を訪れるも、桜の姿なし。

 シダレザクラを鑑賞するには良いタイミングだったが、その他の桜を鑑賞するには時期が早すぎたというのが、今回の結果。一概に桜の見ごろの時期、というのは難しいが、それでも多くの満開の桜を鑑賞できる、という意味では、一週間早かったな、と。
 時期を逃すのを恐れて、ビビり過ぎてしまったようだ。小心者である。。。

 それでも、とりあえず今年も春がやってきて、その一端を味わうことができた。
 ああ、後は早く花粉の時期が過ぎ去るのを願うばかり。。。

(2019/04/04)

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